2020715

東京女子医科大学

理事長 岩本 絹子様

労務担当理事 内潟 康子様

滋賀県医療労働組合連合会 

執行委員長 浜田 美子

 

抗議文 


去る6月
11日に貴理事会が提示した「夏期一時金ゼロ」の回答は、コロナ感染が拡大する中で自らの危険も顧みず懸命に働いている教職員の努力を踏みにじると同時に、生活を根底から脅かす暴挙と言わざるを得ません。このことは、全国の医療従事者にも大きな衝撃を与えています。さらに今期の昇給も停止しており、こうした貴理事会の対応は、教育・研究・診療という重要な社会的役割を担う大学病院の中ではどこにも見当たらず、到底認められるものではありません。

確かにコロナ感染の影響で財政が厳しい状況にあることも理解できないわけではありませんが、このことは医科大学を始めとするすべての医療機関に共通する問題であることは言うまでもありません。こうした貴理事会の大幅な人件費削減は、教職員の生活を脅かし、働く意欲をも低下させると同時に、大学病院の重要な課題である看護師を始めとする教職員の人員確保や定着化に大きな影響を及ぼし、今後の女子医大の発展に悪影響を与えると考えます。

ついては、今回の貴理事会の夏期一時金回答に抗議するとともに、当該の労働組合の再検討要求に対して真摯に応えていただくよう強く要請するものです。

 

以上

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 連日の奮闘、お疲れ様です。

コロナの最前線で、奮闘している職員が不安と危険にされされながら、また風評被害
にも負けづに頑張っている事に対し、使用者としての責任と職員への思いやりを放棄
した今回の回答は、絶対に許されるものではありません。日常から医療社会保障施策
を抑制してきた、安倍政権の悪政がこの事態の根源です。日本医労連に結集し、全国
の仲間が支援します。ともに頑張りましょう。
 滋賀県医労連 執行委員長 浜田 美子